クリエイティブ・コモンズで後悔した経験

私の楽曲は、かつて SoundCloud や Bandcamp にて、CC BY 3.0 ライセンスのもと公開していました(〜2021年)。
しかしその後、YouTube に “No Copyright Music” として無断転載されたり、変名で Spotify などの配信サービスにアップロードされる事例が相次ぎ、2022年にアカウントを削除しました。

IMSLP にも自作の楽譜と MP3 を投稿していたため、同様の理由でページの削除を依頼しましたが、
「管理者による承認を経て掲載されたものは二次利用であり、CC ライセンスは取り消せない」として削除を拒否されました。

そこでライセンス条項(CC BY 4.0 3a3)に従ってクレジットの削除を求めたところ、管理者から偽名への変更提案があり、それを受け入れました。
この偽名は、そのときパスワードマネージャーで生成した文字列です。

複数のモデレーターや管理者とやり取りを重ねましたが、彼らがクリエイティブ・コモンズの趣旨をきちんと理解しているとは思えませんでした。
私は、IMSLPがライセンスの「取り消し不可」という点を盾にして、自身のサイトの“楽譜掲載数”を維持することを優先しているのではないかと疑っています。
また、クリエイティブ・コモンズ本部にも、このような事例があることをFAQに反映してもらいたいと、寄付を添えて要望を送りましたが、現在のところFAQに追記された形跡はありません。

IMSLPに投稿していた私の楽譜の1つが、許可なくMusescoreに再投稿されているのを発見したとき、私はMusescoreの運営チームに削除を依頼しました。
この件に関する連絡にはIMSLPの管理者の一人もCCに入れました。というのも、彼は以前、偽名への変更に関与していた人物であり、Musescoreの関係者と一緒にYouTube動画に出演していることも知っていたからです。
IMSLPから派生した素材が不正に使用されているという事実を、彼にも知ってもらうことが重要だと考えました。

多くの人が、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスを制度として正確に理解せず、「自由に使える雰囲気」で利用しているように感じています。
その曖昧さに付け込むかたちで、ライセンスの本来の趣旨とは異なる運用をビジネス化している “コピーレフト・トロル”的な存在が見られることにも懸念を抱いています。
また、クリエイティブ・コモンズが付与された音楽作品が、本来の著作者以外によってYouTubeのContent IDに不正に登録されてしまうという問題も、以前から気になっています。

私は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスは現在の実情に即したかたちに改訂されるべきだと考えています。
この懸念を伝えるために、クリエイティブ・コモンズ本部に寄付とともにメッセージを送りました。
しかし、公式ブログや最近の情報を見る限り、ライセンスの改訂が検討されている様子は見受けられません。
ライセンス制度の見直しは必要だと今でも思っていますが、意味のある変化が起こることには、もはやあまり期待を持てなくなっています。

2025年4月2日 Xbzoxmqp Uxsdajwo

ホームに戻る